
部屋の掃除などで押し入れを開けたとき、昔懐かしいレトロなおもちゃが出てきたことはないでしょうか。
「懐かしいー!」という感嘆の言葉とともに子どもの頃の思い出が蘇り、気づけば掃除の手がすっかり止まってしまっている、なんてこともあると思います。
そんな当時はなんてこともなく遊んでいたレトロなおもちゃが、時代が経過し、現在ではびっくりするような価値が生まれることがあるのをご存じでしょうか?
遊び相手だった玩具が、実はお宝だったということもあるのです。
本日は、こんなアイテムがあったら是非当店に送ってほしい、そんなレトロ玩具についてお話させていただきたいと思います。
この記事は、こんな人におススメです!
(約20分で読めます)
- どういった古いおもちゃが注目されているか知りたい
- 買取店が注目する、価値のあるレトロなおもちゃを知りたい
- レトロなおもちゃの買取価格が知りたい
現在は昔懐かしいレトロなおもちゃが、意外な人気を得ているのをご存じでしょうか?
いわゆる昭和レトロと呼ばれる、ノスタルジックな雰囲気を味わえるおもちゃが中古市場を中心に、広く注目を集めています。
レトロなおもちゃで遊んでいた世代は懐かしさに浸り、最近の若い世代は昭和ノスタルジックの不可思議な世界観に魅力を感じているのです。
近年は平成レトロという90年から2000年代初期のカルチャー文化も注目を集めていますが、昭和レトロの魅力にハマる人も多いようです。
ここでは、ロマンあふれる昭和ノスタルジーを存分に味わえる、昭和レトロなおもちゃについて解説していきます。
「ミルキーはママの味」のフレームでもお馴染み、不二家といえば、ご存知マスコットキャラクターであるペコちゃんが大変有名ですね。始めはミルキーの商品キャラクターとして登場しましたが、後に不二家全体のマスコットキャラクター[…]
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1 レトロ玩具の代表格といえばブリキのおもちゃ
おもちゃと聞いて思い浮かぶのは何でしょう?
超合金、プラモデルと色々ありますが、レトロ玩具と言われるとブリキのおもちゃを思い浮かべる人も少なくありません。
ブリキと言えばビンテージ、アンティークといったイメージがあるくらい古い時代の玩具と感じる方もいるでしょう。
日本では明治時代に登場したと言われているんだ。
当時の石油缶の空き缶を再利用して玩具を作ったということなので、歴史の重さを感じます。
戦後に玩具メーカーの台頭により車や電車、キャラクターなどたくさんのブリキのおもちゃが作られるようになり、玩具の代表格とも言うべき存在になりました。
古いおもちゃというものは、実にロマンあふれる存在の1つだと思っています。何年、何十年、中には百年以上昔に作られたアイテムに、現在を生きる私たちが触れる事ができているということは、決して当たり前のことではないと考えるからです。[…]
1.1 ゲッターロボ ブリキロボットの買取価格
1975年からテレビアニメとして放映された「ゲッターロボ」は、合体変形ロボット作品の元祖とも言われています。
永井豪原作のアニメと漫画の同時スタートということで話題にもなりました。
東映動画が製作を行っており、元は東映のプロデューサーが永井豪のダイナミックプロに企画を依頼したのがきっかけと言います。
巨大ロボットという存在は、ブリキのおもちゃにするにはまさに打って付けでした。何よりロボットを自らの手で持ち遊べることから、子どもたちが喜びます。
レトロ玩具の中でも、ゲッターロボのブリキロボットは、現代では非常に価値があり買取コレクターでも注目しています。
そこで、ここではゲッターロボのブリキについて紹介していきます。
ゲッター1 あるくあるくゼンマイロボット ゲッターロボ

「ゲッター1 あるくあるくゼンマイロボット ゲッターロボ ポピー」は、ポピーから発売されたゲッター1を再現したブリキのおもちゃです。
ゲッター1とは「ゲッターロボ」に登場する主役機とも言うべきロボットです。
「あるくあるくゼンマイ」と名称にあるように、脇腹付近にあるゼンマイを巻いてから背中のスイッチを上げることで歩く動作をします。
アニメに登場したゲッター1の姿を丁寧に再現していて、背中側までしっかり彩色が施されています。
頭部にはゲッター1の特徴でもある赤い角の部分もあり、顔を見ただけでゲッター1だと気付く人もいるでしょう。
ゲッタードラゴン あるくあるくゼンマイロボット ゲッターロボ
アニメ「ゲッターロボ」の続編として放送された「ゲッターロボG」。そこに登場する主役ロボットがゲッタードラゴンです。
主役機だけあり、前作のゲッター1と同じような赤色をパーソナルカラーにしています。
そのゲッタードラゴンを題材に、ブリキのおもちゃとして販売されたのが「ゲッタードラゴン あるくあるくゼンマイロボット ゲッターロボ ポピー」です。
ゲッター1の玩具と同じようにゼンマイを巻いて動かすことができます。アニメの姿を再現するため全身に鮮やかな彩色が施されており、頭部はソフビ製になっていてリアルな作りをしています。
1.2 ヨネザワ ブリキの買取価格
ヨネザワ(米澤玩具)は、日本の老舗玩具メーカーです。
元は1932年に東京は浅草に誕生した玩具卸売業の米澤商店が母体となっています。
後に北米向輸出代理店となり社名を変更しましたが、北米以外への輸出などを受け継ぐために、米澤玩具株式会社(ヨエザワ)として設立されます。
昭和40年頃からダイヤペットシリーズのミニカーを製造して人気を博しました。
その後、業績の低迷によってセガの傘下に入り今に至ります。
ヨネザワが製作したブリキのおもちゃはリアルな姿をしている物が数多く存在します。そんなヨネザワ(米澤玩具)のブリキについて紹介していきます。
ケロヨン ブリキ 電車まわり ヨネザワ

ヨネザワから販売された「ケロヨン ブリキ 電車まわり ヨネザワ」は今では非常に貴重なブリキのおもちゃの一つです。
ケロヨンとは、絵本作家の藤城清治氏創作のキャラクターであり、昭和の中頃に誕生しました。
着ぐるみ人形劇「カエルのぼうけん」に登場したり、それをテレビ化して放映したことで絶大な人気を博します。
緑色のカエルの子であり、明朗快活でお調子者というキャラ設定も子どもたちから人気を集めた理由です。
ブリキのおもちゃ「ケロヨン ブリキ 電車まわり」は藤城清治氏唯一の電車まわりであり、ゼンマイを回すとソフビ製のケロヨンが旋回します。
ケロヨンの世界観を表したプリントが施されています。
クラウン 警視庁 パトロールカー ブリキ フリクションカー ヨネザワ

昭和レトロの世界観を表現したブリキのおもちゃの中でも、これはまさにその時代の玩具として代表格とも言って良さそうなのが「クラウン 警視庁 パトロールカー ブリキ フリクションカー ヨネザワ」です。
今では見ることができない古き日本のパトカーをブリキのおもちゃとして登場させました。
ヨネザワがミニカー製造の技術を持って作られた当時のパトカーはリアルな姿をしています。
横と後方に警視庁の文字が入り、天井にはパトランプ、もちろん警察のマークも付いています。
内装は描かれたデザインが見えるだけですが、シートやハンドルまでしっかり描かれているのが特徴です。
1.3 イチコー ブリキ玩具の買取価格
イチコーというブリキのおもちゃを製造していたメーカーをご存じでしょうか?
創業年は定かではありませんが、戦後から大手玩具メーカーの下請けとして登場し、社名を変えながら後に自社製造でブリキの自動車を作りました。
イチコーで展開したブリキのおもちゃのほとんどが、自動車であったことも大きな特徴と言えるでしょう。
今では簡単に手に入りにくい貴重なブリキのおもちゃが多数存在し、買取コレクターでも非常に評価しています。
ここでは、イチコーのブリキについて紹介していきます。
セドリック 初代 後期型 ブリキ フリクションカーイチコー

ブリキのおもちゃにこだわりを持ったイチコーが作り上げた「セドリック 初代 後期型 ブリキ フリクションカーイチコー」は、当時の人気車種だったセドリックの姿を見事に表現しています。
薄こげ茶色をしたボディがほんの少しの光沢を放っていて、如何にも高級車といった風格を感じさせます。
フリクションカーなので、タイヤを全面に擦りつけるように押すと、摩擦を利用して走らせることが可能です。
表面のリアルさだけでなく、内装までしっかり作られているのはミニカーを製造してきたイチコーのこだわりが成せる業と言えます。初期型よりもこちらの後期型の方が稀少性が高いことから、コレクターからの人気も高めです。
スペース エクスプローラー ブリキ

イチコーがブリキのおもちゃを販売していた時代は、世間では海外のSF映画が多く上映されて人気を博していました。
映画では空飛ぶ円盤UFOや別の惑星に降り立つ宇宙船などが登場します。
そんな時代の流れから、ブリキのおもちゃ「スペース エクスプローラー ブリキ」は誕生しました。
SF映画のポスターのようなデザインが施されたパッケージは、当時の流行を反映していると言えるでしょう。
全長約22cmのブリキの円盤は、アメリカの国旗を思わせるような独特の色使いをしています。
中央部分にはパイロットが乗っていて、スイッチを押すことでクルクルと円を描くように電動走行をするおもちゃです。
【古いブリキのおもちゃ 買取価格一例】
| ゲッター1 あるくあるくゼンマイロボット ゲッターロボ ポピー | 50,000円 | ||
| ゲッタードラゴン あるくあるくゼンマイロボット ゲッターロボ ポピー | 44,000円 | ||
| ケロヨン ブリキ 電車まわり ヨネザワ | 31,500円 | ||
| クラウン 警視庁 パトロールカー ブリキ フリクションカー ヨネザワ | 45,300円 | ||
| セドリック 初代 後期型 ブリキ フリクションカーイチコー | 65,500円 | ||
| スペース エクスプローラー ブリキ イチコー | 18,200円 |
上記の買取上限価格は、マガジン作成時のものです。時期や状態により金額の変動がありますので、おおよその目安としてお考えください。
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2 レトロなミニカーが今大人気!
現代人の中には、レトロという言葉に心をときめかせる人もいます。
時間は不可逆であるがゆえに、レトロ玩具という世界には何ものにも代えられない深い魅力が詰まっています。
昔懐かしい古いおもちゃにも色々ありますが、大人のレトロ好きな人はミニカーを上げる方も少なくありません。
実は現在、レトロなミニカーが人気を集めています。
ビンテージアイテムをコレクションする人も増えていて、ブリキカーやダイキャスト製のミニカー、年代モノのトミカなどを集める人もいるのです。
そんなレトロなミニカーについて紹介していきます。
2.1 トミカ ミニカーの買取価格
日本でミニカーが登場してから数十年経ちますが、中でも誰もがその名を知る代表的なメーカーと言えば、トミカを上げるでしょう。
1970年にトミー(現在のタカラトミー)から発売され、現在も続く巨大ミニカーブランドと言えます。
初期の頃に登場したミニカーは古いおもちゃというイメージがあるのも、トミカが現代まで長年愛されてきた証拠です。
大人から子どもまで、特に男性は今まで一度はトミカを手にしたことがあると言っても大げさな話ではないでしょう。
長い歴史があるからこそ、中には稀少性の高い価値あるミニカーも存在します。
買取コレクターでも注目している、懐かしいトミカについて紹介していきます。
トミカ(TOMICA)というおもちゃを、知らない方はほぼいらっしゃらないのではないでしょうか。それほどまでに、トミカというこの小さな車のおもちゃは、私たちの日常生活の中にすっかり浸透している定番のおもちゃです。ちなみに、日本[…]
クラウン パトロールカー 1Aホイール 赤色灯Aタイプ 日本製 トミカ

トミカのミニカーと言えば、男の子にとって心躍る憧れの玩具ですが、中でもパトカーになるとより一層ワクワクします。
「クラウン パトロールカー 1Aホイール 赤色灯Aタイプ 日本製 トミカ 黒箱 4-1-1」は、数あるトミカの中でもかなり稀少価値のある逸品です。
1Aホイールとは、トミカが発売開始された1970年~1971年頃の最初期に使われていた種類で、特に希少なんだ♪
現代では既に廃版ということから、黒箱トミカは稀少性が高く、コレクターからは憧れの存在です。
更にそれが1Aホイールとなりますと、その希少価値の高さは言うまでもありません。
三菱コルト ギャラン GTO 1Bホイール 黒箱 30-1-1 トミカ トミー 香港製

「三菱コルト ギャラン GTO 1Bホイール 黒箱 30-1-1 トミカ トミー 香港製」は、名称にも含めている通り香港で作られたトミカです。
昔のギャランGTOを再現したミニカーであり、こちらも黒箱になりますが国産トミカよりもさらに稀少性が高く、その姿を間近で見られるだけでも貴重と言えます。
当時のトミーが香港の下請け業者へ製造を依頼しましたが、国産製と比べてクオリティが低いと評判が悪く、短期間にて関係を解消しました。
その結果、香港製トミカは古いトミカの中でも希少性の高いコレクションアイテムとして現在では高い人気を得ています。
トミカ公用車シリーズ ギフトセット

トミカには個別に販売されているミニカーが多くありますが、ギフトセットとして複数台が収録されているシリーズが存在します。
それは現在でも発売されている4台のミニカーがセットになったギフトセットですが、トミカが誕生した初期頃に販売されていた「トミカ公用車シリーズ ギフトセット」は、コレクターズアイテムとして貴重なレトロ玩具です。
こちらにはニュークラウンタクシーやマツダライトバス、はとバス、ふそうワンマンバスがセットになって入っています。
箱の裏側には、それぞれの公用車の用途や特徴などが書かれているのがポイントです。
2.2 マッチボックス ミニカーの買取価格
トミカの知名度が高いおかげか、ミニカーブランドと言うと多くの人が日本のメーカーを思い浮かべますが、元は海外から入ってきた玩具ですので、海外メーカーのブランドにも名品が多く存在します。
日本のトミカに多大な影響を与えたと言われる「マッチボックスのミニカー」は、文字通りマッチ箱のようなデザインの箱にミニカーが入っていました。
現在もマッチボックスシリーズは展開されていますが、古い時代のミニカーシリーズは稀少価値が高く、買取専門の買取コレクターでも高く評価しています。
ここでは、マッチボックスのミニカーという懐かいおもちゃについて紹介していきます。
マッチボックス スチュードベイカーステーションワゴン No.42

レズニーが展開していたミニカーの中でも、マッチボックスと呼ばれるシリーズには独特な雰囲気がありました。
「マッチボックス スチュードベイカーステーションワゴン No.42」はイエローカラーの小さなマッチ箱サイズの箱が目印です。
レトロなデザインのステーションワゴンが描かれています。
傍らには猟銃を構えたハンターらしき運転手と、今にも走り出しそうな姿の猟犬の姿も見えます。
中身は箱一杯の大きさのミニカーだけでなく、絵柄と同じ形をした運転手と犬の模型も入っているのが特徴です。
古いデザインのステーションワゴンをしっかり再現しており、パッケージと変わらぬ姿を見ることができます。
マッチボックス ジャパンシリーズ アダック VW

日本向けに、マッチボックスジャパンが独自の品番でシリーズ展開していたことがあります。
「マッチボックス ジャパンシリーズ アダック VW」はそのシリーズに登場した一つです。
ボルクスワーゲン(VW)のアダックゴルフは全体が黄色の車体というのが特徴的なミニカーです。
単にレトロな車種というだけでなく、古い時代の外車らしく大き目なアンテナが天井部分に付いています。
近年になってマテル社から復刻版が登場する運びになり、話題を集めました。
2.3 ブリキ ミニカーの買取価格
現在はダイキャスト製が多いミニカーですが、レトロなミニカーとなるとブリキで作られた物も多く存在します。
昭和の中頃から発売されていたブリキのおもちゃには、今では見ることができない何とも言えない雰囲気があります。
中でも、いつの時代も男の子を中心に人気を博したのが自動車を象ったミニカーです。
ブリキのミニカーと言っても色々なモデルがあり、非常にリアルな姿を再現しています。
現代では年頃の人を中心に、アンティーク作品としてコレクションしている方も大勢います。
昭和レトロな雰囲気を醸し出し、大事に飾り眺めてみたい衝動に駆られる懐かしのミニカーは高い価値があります。
ここでは、買取コレクターでも注目しているブリキのミニカーについて紹介していきます。
東京駅構内タクシー クラウン トヨペット ブリキミニカー

昭和を彩る自動車、トヨペットクラウン後期型1900デラックスをベースに、黄色のカラーに染めたタクシーをミニカーとして再現したのが「東京駅構内タクシー クラウン トヨペット ブリキミニカー」です。
観音開きのドア、「東京駅」と書かれた行灯、車体にひかれた青帯には東京駅構内タクシーの文字がブリントされているところまでしっかり再現しています。
室内のハンドルや座席の姿も見ることができ、全長が約23cmとミニカーと呼ぶには大きな車体なのが特徴です。
今ではビンテージ品として高い価値があり、コレクターからも注目されています。
ヒルマン ミンクス バンダイ 赤箱(ブリキミニカー)

大手玩具メーカーであるバンダイは、古くは萬代屋という社名でした。
昭和の中期に名称を変更し現代のバンダイになりましたが、当初の萬代屋名義で発売していたミニカー「ヒルマン ミンクス バンダイ 赤箱(ブリキミニカー)」はコレクターズアイテムとして高い人気を博しています。
赤茶色と白色を基調としたツートンカラーが特徴の自動車を、実車に近いリアルな姿で再現しています。
赤色の箱に収められ、高級車らしい佇まいはビンテージアイテムとしてのイメージを高めます。
内装も綺麗に表現していますし、フリクションカーなので走らせることができるのも嬉しいところです。
【 レトロなミニカー 買取価格一例 】
| クラウン パトロールカー 1Aホイール 赤色灯Aタイプ 黒箱 4-1-1 トミカ トミー 日本製 | 105,000円 | ||
| 三菱コルト ギャラン GTO 1Bホイール 黒箱 30-1-1 トミカ トミー 香港製 | 30,000円 | ||
| トミカ公用車シリーズギフトセット トミー 日本製 | 30,000円 | ||
| スチュードベイカーステーションワゴン No.42 マッチボックス レズニー | 2,500円 | ||
| アダック VW J-10 ジャパンシリーズ マッチボックス レズニー | 7,000円 | ||
| 東京駅構内タクシー クラウン トヨペット ブリキミニカー 旧バンダイ | 100,000円 | ||
| ヒルマン ミンクス ブリキフリクション 赤箱 旧バンダイ | 40,000円 |
上記の買取上限価格は、マガジン作成時のものです。時期や状態により金額の変動がありますので、おおよその目安としてお考えください。
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3 レトロなおもちゃ 注目メーカー別アイテムの買取価格は?
続いては、レトロな玩具を製作していたメーカーに焦点を当ててお話ししていきましょう。
懐かしい気持ちを思い起こさせるレトロ玩具を作っていたメーカーは、現在も最前線で玩具を作り続けている所、残念ながら現在は歴史にピリオドを打っている所もあります。
今回は買取コレクター独自のセレクトで、エポック社、大池玩具、タカラより、いくつかアイテムをピックアップしてご紹介していきます。
3.1 エポック社の買取価格
日本には数多くの名立たるおもちゃ会社が存在しますが、その中でも戦後玩具の代表とも言える野球盤を発売したことで一躍有名になったメーカーがエポック社です。
昭和から現代に至るまで数多くのヒット商品を生み出し、誰もが一度は聞いたことがある懐かしのおもちゃが多数あります。お城型の迷路からボールを転がして脱出させる多彩なアクションが満載の「おばけ城脱出ゲーム」、女児向けのドールハウスに動物一家を組みわせた「シルバニアファミリー」など、当時のCMを思い出したり実際に遊んでいた方もいることでしょう。
そこで、買取コレクターも評価しているエポック社が提供していた懐かしいおもちゃについて紹介していきます。
雪の精 守の妖精たちシリーズ シルバニアファミリー

現在では、エポック社の代表的なおもちゃシリーズとも言えるのがシルバニアファミリーです。
同社初の女児に向けたおもちゃであり、当時はまだ日本国内ではあまり知られていなかったドールハウスについての知名度を広げるきっかけにもなりました。
動物の人形を主においたこともあり、世界観は広がりを見せ、現在でもシリーズの人気は続いています。
初期のシリーズとして登場した「雪の精 守の妖精たちシリーズ シルバニアファミリー」は、初期の物になるとプレミアが付けられるコレクターズアイテムになっています。
可愛らしい箱の中に、さらに可愛い真っ白な雪の精と、かまくらの家が入っています。
ドラえもん おもしろ回転ひこうき

エポック社では、ブリキ玩具も展開しています。
懐かしさ溢れる昭和レトロの雰囲気を持つ「ドラえもん おもしろ回転ひこうき」です。
こちらはドラえもんが綺麗に彩色された飛行機に乗っています。パッケージにはドラミちゃんの姿も見えますが、立体化されているキャラはドラえもんだけです。
羽根の部分に「ドラえもん」と書かれていて、その両端にドラえもんとドラミちゃんがプリントされています。
飛行機に乗っているドラえもんの表情が何とも言えない愛らしさを感じさせます。
ぜんまいを巻くことで旋回しながら地面を走るブリキのおもちゃです。
3.2 大池玩具の買取価格
戦前から個人経営で布製人形の製造を始め、戦後になってから本格的にオリジナルドールの開発を行ってきた老舗玩具メーカーが株式会社オオイケです。
文化人形やフランス人形、ミルク飲み人形や歩行人形などを手掛けながら、昭和の中期には大池玩具株式会社という社名で、大ヒットする「ミリオンベビーシリーズ」を作り出します。
自社で新たなドールを作り上げることに長けており、思わずときめいてしまう可愛らしい表情の人形が特徴です。
現在では大池玩具時代に製作したドールが高い価値を持っていることもあり、買取コレクターでも注目しています。
ここでは、多くの人に親しまれてきた大池玩具の販売した懐かしいおもちゃについて紹介していきます。
ポーズドール パピーちゃん

大池玩具が手掛けた「ポーズドール パピーちゃん」は、当時の女児のおしゃれに対する憧れが詰まった人形でした。
20種類もの着せ替えが可能だったのは当時非常に珍しく、お人形遊びをする年代の子を中心に流行りました。
身長が15~26cmと小柄な体形に大きな頭部、金髪の髪の毛が可愛らしさを高めています。
首と手足を曲げることができ、ある程度好きなポーズを取らせることができたのも、それまで登場したドールとは異なった印象を与えました。
金髪の外国人のような姿と、パピーちゃんという名前が海外に憧れを抱く当時の女の子のハートを掴み、5年以上に渡って人気を集めたと言います。
オオイケ ミス・ナンシー

上記のパピーちゃんよりも前、日本で初めて作られたファッションドールが「オオイケ ミス・ナンシー 」です。
こちらも大池玩具が満を持して発売したドールで、ヨーロッパのプリンセスから着想を得た、エレガントな雰囲気を持つドールです。
ミス・ナンシーはスラリとした17歳の女の子という設定があり、その姿を見た当時の女の子たちは憧れを抱きました。
ドレスやワンピースなどカテゴライズされており、数多く揃えられたアイテムの中にはパーティードレスなどもあります。
10~20代と幅広い年代に注目され、特に中高生からも人気を集めました。
3.3 タカラ の買取価格
現在はタカラトミーの名で知られている日本を代表する大手おもちゃメーカーは、昭和中期の創業当初はタカラという名称でした。
創業時から数多くの玩具開発を行っており、古くはビニール人形の「ダッコちゃん」を開発したことで社会現象まで巻き起こしたことがあります。
その後も「リカちゃん」シリーズや「チョロQ」、「ベイブレード」といった大ヒット商品を開発し、日本では誰もが知る有名おもちゃメーカーになりました。
トミーとの合併でタカラトミーとなった今日も続々と新たなおもちゃを作り出していますが、タカラ時代に発売された物が高い価値を持っていることもあり、買取コレクターでも高く評価しています。
ここでは、タカラのときに販売された懐かしいおもちゃについて紹介していきます。
集合合体ビッグパワード ダイアクロン

ダイアクロンシリーズは、タカラ(現タカラトミー)が手掛けるオリジナル変形合体ロボットのおもちゃです。
旧タカラが開発したTVアニメに依存しないオリジナルのキャラクターであり、1980年代から数年間発売されたシリーズと、2016年以降から発売されている新シリーズがあります。
「集合合体ビッグパワード ダイアクロン」は旧タカラが展開していた懐かしいおもちゃです。
当初はSF作品のイメージで世界観も作られていて、小さなキャラにパワードスーツを着せて、変形合体するロボットに乗り込ませることができます。
アメリカでダイアクロンやミクロマンが発売された際、これらをヒントにトランスフォーマーが作られたという逸話もあります。
モコモコちゃんとくものケーキやさん こえだちゃん

タカラが展開していたこえだちゃんシリーズは、女児向けに作られたおもちゃです。
メルヘンな世界観を題材に、可愛らしい妖精のこえだちゃんを中心とした、たくさんのキャラクターが生活しているハウス玩具シリーズとして登場しました。
女の子の好きな可愛いが満載のデザインは、販売が終了した現在でも人気があります。
初期シリーズの一つとして登場した「モコモコちゃんとくものケーキやさん こえだちゃん」は、こえだちゃんの友だちであるモコモコちゃんをメインキャラとしたケーキ屋さんが題材です。
ショーケースにケーキを並べ、つまみを引いたりハンドルを回してテーブルへと運びます。
ギミック付きのドールハウスのようですが、女の子の憧れる「可愛い」が詰まっているデザインです。
【 レトロなおもちゃ 注目メーカー別アイテム 買取価格一例 】
| 雪の精 森の妖精たちシリーズ シルバニアファミリー エポック社 初期 1988年 | 10,000円 | ||
| ドラえもん おもしろ回転ひこうき ゼンマイ エポック社 | 60,000円 | ||
| ポーズドール パピーちゃん 大池玩具 | 5,000円 | ||
| ミス・ナンシー ファッションセット 着せかえセット 大池玩具 | 5,000円 | ||
| 集合合体 ビッグパワード ダイアクロン 旧タカラ | 35,000円 | ||
| モコモコちゃんとくものケーキやさん こえだちゃん 旧タカラ | 4,000円 |
上記の買取上限価格は、マガジン作成時のものです。時期や状態により金額の変動がありますので、おおよその目安としてお考えください。
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4 まだまだ他にも♪魅力たっぷりのレトロなおもちゃ
子どもの頃の憧れや感動を思い出させてくれるレトロなおもちゃは、多くの大人の心をときめかせるでしょう。
大人になってから懐かしいおもちゃに出会ったり、古いTVCMを見ると、それだけで忘れていた記憶の扉を開いてくれるかのようです。
ここまで買取コレクターが厳選した、現在高額でお買取りさせていただいているアイテムを中心にご紹介してきたのですが、実際に遊んだことのある玩具が載っていた、という方も少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。
そこでは、もう少しだけレトロなおもちゃについて紹介していきましょう。
4.1 グリコのおまけの買取価格
レトロな玩具の中に登場する「お菓子のおまけ」と聞いて思い浮かべるのは、グリコのおもちゃではないでしょうか。
誰もが子どもの頃に一度は食べたことがあるグリコのお菓子には、おまけとしておもちゃが付いていました。
現在では食玩と呼ばれて親しまれていますが、昔懐かしいオマケを見て、遊んだ記憶を呼び覚ます人もいるでしょう。
それだけ、我々の世界にグリコのおもちゃは深く浸透していたということでもあります。
さて、そんな素敵な信念のもとに生まれたグリコのおまけですが、どういった商品が注目を集めているか紹介していきましょう。
グリコのおまけ 着せ替え人形 パピーちゃん

グリコが昔販売していたお菓子に「パピー」という商品がありました。
ピンク色をしたスナック菓子で、ハート型をしているイチゴ味のコーンパフのようなサクッとしたお菓子。それ自体も美味しいのですが、おまけとして着せ替え人形が付いていたのが特徴です。
男女双方のおまけがあり、女の子用には髪型や服、靴などを着せ替えて遊べるプラスチックの人形が箱に入っていました。
「着せ替え人形 パピーちゃん」の名称で親しまれ、男の子よりも女の子の方が夢中になって集めていたと言います。
こちらはバリエーションがとにかく豊富にあり、人形自体の種類がいくつかあるだけでなく、着替えの小物類を全部集めるのも一苦労でした。

戦前から続くお菓子メーカーのグリコは、戦後になって多くのお菓子とおもちゃの組み合わせを発売してきました。
戦後間もなくの1950年代になると、木材やブリキを中心とした小さなおもちゃが多数登場します。
時代が進むとともに素材にも変化が訪れ、セルロイドの登場でカラフルな色使いになったと言います。
他の企業とタイアップしたミニチュアなども登場しました。男の子が喜ぶモノレールやヘリコプター、戦車など精密な造形を特徴としたおもちゃも、グリコのおまけとして展開しています。
人形や動物を象ったおもちゃは女の子から人気を集めました。今ではビンテージ商品として高い価値を誇る物ばかりです。
4.2 カード・シールの買取価格
昭和の頃の子どもたちに流行したアイテムは、何も玩具ばかりではありません。
野球カードや食玩シールも、決して外して語ることはできないレトロなおもちゃの一種と言えるでしょう。
誰もが手軽に購入できるお菓子のおまけとして付けられていたカードやシールは、昭和の時代に群雄割拠を迎え、新たなシリーズが登場しては消えていきました。
現代でも時折大きなブームになることがあり、題材によって年代も分かれます。
昭和の時代にたくさんの人を虜にしたカードやシールはプレミアが付いている物も多く、買取コレクターでも注目のアイテムです。
ここでは、懐かしいアイテムとして外すことができないカードやシールについて紹介していきます。
松尾糧食工業 カルビーキャラメル 野球カード セントラルリーグ 読売ジャイアンツ 川上一塁手

現在、日本の大手お菓子メーカーとして名高い「カルビー」はスナック菓子が人気ですが、実は創業された初期の頃はキャラメルをメインの商品として販売していました。
カルビー(松尾糧食工業)として発足してからしばらく人気を博したキャラメルに野球カードをおまけとして付け、より高い人気を集めます。
野球カードはおまけの範疇を超え、今では人気の選手はプレミアが付くほど貴重な物になっています。
中でも「松尾糧食工業 カルビーキャラメル 野球カード セントラルリーグ 読売ジャイアンツ 川上一塁手」は稀少価値があり、状態などにも左右されますが、高額で取引されることがあります。
ロッテ ビックリマン スーパーゼウス ビニールコーティング版

レトロシールは非常に高い価値が付いている物が多くありますが、中でも誰もがその名を知っているロッテのビックリマンシリーズは別格の扱いです。
とにかく数が多いので、それぞれ時代などによっても人気の度合いは異なります。
ビックリマンシールはロッテのウェハースチョコのおまけとして付属していましたが、シールの方を主流に捉えている方も少なくありませんでした。
特に貴重とされているのは「ビックリマン悪魔VS天使シール」の第1弾として登場した「スーパーゼウス ビニールコーティング版」です。
名前の通り、ビニールで覆われているために通常のシールよりもツヤがある、最初期にしか登場していない稀少なシールです。
状態によって大きく買取価格が左右するお品物ではありますが、高額で評価される可能性が高いアイテムです。
【 レトロなおもちゃ の買取価格一例 】
| グリコのおまけ パピーちゃん | 3,000円(未使用完品の目安を表示しています) | ||
| グリコのおまけ ブリキ 1950年代 | 詳細はお問合せください | ||
| カルビーキャラメル 野球カード セントラルリーグ 読売ジャイアンツ 川上一塁手 松尾糧食工業 | 77,000円 | ||
| スーパーゼウス ビニールコーティング 悪魔VS天使シール 第1弾 ビックリマン | 200,000円 |
上記の買取上限価格は、マガジン作成時のものです。時期や状態により金額の変動がありますので、おおよその目安としてお考えください。
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5 終わりに
色々なジャンルの、古いおもちゃについてお話させていただきました。
懐かしい!と感じる方もいれば、昔はこんなおもちゃが人気だったんだ、と感心する方もいらっしゃるかもしれませんね。
物が物である以上、経年劣化という時の流れを止めることはできません。
ですからこそ、状態が良い古いおもちゃが持つ価値の高さは計り知れないという所に、レトロなおもちゃを査定する上で、個人的に大変興味深く感じています。
また、誰からみても良い状態とは言えないものであっても、時に驚きの高額査定が飛び出す可能性がある部分も、レトロなおもちゃならではかもしれませんね。
倉庫や蔵、実家の押し入れなどから古いおもちゃを発見した際には、まずは一度買取コレクターにお問い合わせください。
もしかすると、もしかする、なんてことがあるかもしれません。
古いおもちゃには、大変夢がありますね。
それではまた次のお話しでお会いしましょう。
03-3565-6256※受付時間 9:00~18:00 年中無休












